春日部市にお住まいのN様は、以前より弊社にご依頼いいただいているお客様です。
この度、庭の手入れの負担を減らしたいというご要望をいただきました。
工事のポイントは2点。
①雑草対策
②庭のデザイン
①雑草対策
皆さんご存じの通り、庭の手入れで特に大変なのが雑草対策です。
主な解決策として、防草シート上からの砂利敷きやコンクリート土間仕上げがあります。雑草を抜く手間が大幅に抑えられますが、夏場は太陽光の照り返しが厳しくなり、立地環境をしっかりと考える必要があります。
今回使用した材料は「真砂土ミックス(真砂土とセメントが混合した舗装材)」。土と同じく水分を保持する性能があるため、蓄えられた水分が太陽光によって気化します。気化熱が太陽光による温度上昇を抑えてくれるため、コンクリート土間に比べると過ごしやすい環境になります。
②庭のデザイン
N様の庭は、元々たくさんの植栽と石が使われていました。
庭の手入れを考えると、庭木をなくしてしまうことも選択肢のひとつですが、心地よい植栽がある庭には、日除け・目隠しの効果もあるため、有効活用したいと考えました。
既存のままで舗装をするのも良いですが、今回はメリハリをつけ、植栽移植と石組みによる庭の再編集を行いました。
舗装は、庭土の搬出から砕石敷き、しっかりと締め固めを行ったあとで、真砂土ミックスを施工します。
舗装工事の際に注意が必要なのが、雨水の通り道をしっかりと考えること。
石組みは、既存庭石できる限り活用し、メリハリのある庭づくりをしました。
柔らかな植栽と堅い石の対比が美しく、お互いの存在を高め合っています。
近年では、本来一緒に考えるべき住まいと外構(庭づくり)は、別々に考えられてしまう傾向にあります。少しでも敷地の中に植栽をプラスすることで、窓から見える緑、夏の直射日光を遮る効果(パッシブデザイン)、住まいの雰囲気を高めるなど、得ることのできるメリットは数多くあります。緑のある生活、試してみてはいかがでしょうか。
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