
厳しい自然環境である雨風や太陽光から建物を守るのが屋根。
雨漏りや風災による被害に注意が必要な部位のため、こまめなメンテナンスが必要です。
入念にチェックすべき場所は、
屋根の一番高い場所の「棟」、異なる屋根面がつながる場所の「隅」、
雨の通り道となる「谷」です。

谷部分には金属板などの下地を使っているので、屋根材だけでなく下地の状態も必ず確認しましょう。
特に、築年数が15~20年以上経過している場合には、屋根の防水層であるルーフィングの葺替えも視野に入れましょう。
その他、室内側からの雨漏り跡や結露の有無、
雨樋の曲りや土や落ち葉のたまり具合も確認しましょう。
放置しておくと雨漏りや、屋根外壁の劣化が進行早まったりと良いことがありません。
近場に高木などがある場合には、落ち葉ネットを使うことで落ち葉詰まりを遅らせることができます。
〔屋根仕様別の特徴〕
ここでは大きく3種類に分けて簡単に挙げてみます。
①ガルバリウム金属屋根
・軽量であるため、カバー工法にも対応できる
・金属製のため、雨音対策が必要
・傷やへこみに弱い


②コロニアルスレート屋根
・安価である
・施工性に優れる
・一時期発売されたノンアスベスト品が割れやすいものは塗装に不向きな場合がある

③瓦屋根(粘土瓦)
・高価だが長持ち
・断熱性が高く、雨音の影響を受けにくい
・重く地震の影響を受けやすい
※類似品でセメント瓦というものがありますが、別物です。

目的や形状に応じて屋根を使い分けますが、
それぞれの長所・短所をしっかりと理解した上での判断が重要でしょう。
また2025年の建築基準法改正(4号特例廃止)に伴い、
一戸建て木造2階建以下のリフォームでも、これまで不要だった確認申請が必要になる場合があるので注意が必要です。
※確認申請の有無に関わらず、建築基準法に適合させる必要があります。
住所 埼玉県春日部市米島1198-3
(南桜井駅から徒歩3分、埼玉りそな銀行庄和支店の隣です)
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