すまい手帖「生活行為別福祉住環境整備～調理と食事～」

身体機能が低下した高齢者や障害者の方が、日常的に調理を行うことはそれほど多くはないかもしれませんが、調理は生活にメリハリがつき、健康増進・生きがいにつながることもあります。
調理という行為自体は、水道や火器を扱うなど複雑な動きを必要とすることが多いので、利便性や安全性を十分に考慮しましょう。

調理機器は、調理手順や後始末の順序を考慮して無駄な動作を省き、なおかつ長時間の立位姿勢を伴うことなく、調理できるようにするには、シンク・調理台・コンロ・冷蔵庫の配置が重要です。
図に示すように使う方の使いやすさを考えて配置すると、より楽しく調理できます。

キッチンにも車いす対応型の商品があります。座ったまま使用できるので、利便性が上がります。

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