安全な暮らしのため　バリアフリー工事と住宅設備の交換

　

　春日部市にお住まいのＹ様。普段はプールに通われたりと健康的な生活をされています。

しかし住まいの中にはケガにつながる可能性のある箇所がありました。将来に備えて大きなケガをしない内に、「安全対策をしよう！」ということで、手すりリフォームのご依頼をいただきました。

　また、長く使われてきたキッチン設備・エアコンも交換のタイミングだったので、併せてメンテナンス工事も行いました。

　

〈①屋外手すり工事〉

　　玄関ポーチと勝手口に手すりを取り付けました。

　素材は滑りにくさと、夏の暑さ対策のため、樹脂を被覆した手すりを選びました。色は見分けがつきやすいよう、明るい手すり棒とし、安全性に配慮しました。

　特に段差は年齢を問わず、足が上がらないことでつまずいたり、誤って足を踏み外す可能性があるため、ケガを予防する観点からも推奨されます。

　さらに雨などで濡れた状態だと、足元が滑りやすくなります。脚力だけでなく、手すりを使って安定した状態での昇り降りができるようにしました。

〈②カーテン工事〉

　これまでは２階に寝室があったため、毎日の階段の昇り降りが必要でした。こちらもケガ防止の観点から、１階で寝起きができるようにしたいとのご要望をいただきました。

　リビングスペースにベッドを配置し、カーテンで仕切ることで簡易的な個室が出来上がりました。１階にトイレ、浴室、食卓がまとまっているので、生活動線も短くシンプルになるので体への負担も軽減できます。

　来客時にはカーテンを閉めることで簡単に目隠しもできます。

　医療用カーテンなので、上部はネット素材で照明やエアコンも遮らないつくりになっています。

〈③コンロ、台所水栓、エアコンの交換〉

　お使いのＩＨコンロのオーブンに不具合が発生。調査をしてみると、機器内部の劣化による誤作動が原因でした。

　こちらは既存の代替品で交換し、これまでの使い方と大きく変わらないものとしました。

　シャワーホース付きのタイプだったので、シンクの掃除もしやすく使いやすい水栓です。

　台所水栓もコンロ同様に経年劣化した状態だったので交換しました。

　エコハンドル仕様で、湯水切り替えがチェックできるので、お湯の無駄づかいを防ぎます。

　

　最後に、エアコンの交換です。

リビングのエアコンは、設置後１０年以上経過しており、部品が破損していたため交換しました。これから冬本番になる良いタイミングでの交換ができました。後日お伺いしたところ効き目も良いということで安心しました。

　このように快適な暮らしの実現のためには、状況に応じた住まいのメンテナンスが大切です。

　また、ご自身の体の変化に併せて安全対策を行うことはもちろん、バリアフリー対策を前向きに捉えることが何よりも重要です。

　それが「自分らしい生活の継続」と「心身の健康」につながると考えております。

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