
リフォーム工事をする際に、まずは解体を行います。
この時点で、構造体の劣化・乱雑な下地が見つかることがあります。
例えば、コンクリートで出来ている基礎。
昔の住宅は、鉄筋を使わない「無筋コンクリート基礎」のため、
経年による力の伝わりに堪えられずにヒビが入っている場合がよくあります。
基礎は外側から見ると、モルタルが塗られているため気が付かず、
床を解体したときに、初めて気が付くというケースです。
また、地震に耐えるために重要な役割を果たす「筋交い(すじかい)」。
図面上では筋交いが書かれているが、入っていない若しくは破壊されている場合があります。
エアコンや換気扇を無理に納めたりと、建築知識のないリフォーム業者による悪質な施工です。
また、筋交いの位置が違うというケースも多くあり、工事開始後のため、臨機応変な現場判断が求められます。
その他でよくある劣化事象として、
昔からのタイル張り浴室をユニットバスに交換するという場合。
天井や壁を解体すると、土台の腐朽・断熱材の劣化(内部結露によるもの)が代表的です。
土台の腐朽状態によっては、補修・補強が必要ですし、断熱材は濡れてしまうと効果がなくなります。
このように、解体してはじめて発見することができることがリフォームには多くあります。
リフォームを検討される場合には、ある程度の補修費を見込んでおくことが重要です。
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